香川県の讃岐うどん

香川の美味しい讃岐うどん

うどん県と言われるほどの香川県。うどんだけじゃない香川もしかりですが(笑)、あまりにもうどんがひとり立ちしました。淡路島から四国へ行くか、瀬戸大橋から行くか、しまなみ海道から四国にわたるかですが、以前に比べれば便利になりました。昔はフェリーで渡ったもんです。待ち時間があったり、乗るのが初めての時は緊張したり(笑)、なんか旅してるという感じです。

今回、淡路島から鳴門のほうへ渡りました。橋を渡ると、そこは四国だった。

鳴門方面へ着くと、国道11号線を道なりに走るだけ、香川県に入ると、そんなにないとしてもうどん店があります。毎年、このコースでうどん巡りに行くので11号線沿いは、ほとんど入りました。

 

セルフの松乃家へ

道の駅津田の松原にうどん屋さんがありますが、10回ぐらい入っているのでパスし、近くに松乃家があるので寄りました。ここは15年前、馬篠へ釣りに行くと寄ったところです。ここも4回は入っていると思います。

入ると丼がおいてあり、量によって丼を選び、後は流れるままに・・。ちくわ店をいただき、出汁やネギを入れてテーブルへ・・。

その日は私が一番で10分もすると、ぞろぞろお客さんが入ってこられて繁盛しています。食べた後、駐車場を見ると私の車だけだったのが、もういっぱいでした。早くいって良かったと・・・。

屋島の四国村でわら家に入ろうと思ったのですが、あそこのとっくり重たく、器に入れる時こぼしてしまった思い出があり、ちょっと足が遠のきました(笑)。高松市内をうろうろしながらガソリンの値段を見て、うーん、厳しいなぁ(笑)。垂水のほうが安かったので(笑)。

ネットでセキセイインコのエサを調べていて、黒瀬ペットフードの取扱店があるのでアミーゴに入りました。手乗りのセキセイインコに餌をやられていた店員さんに餌のことを聞こうとすると、バタバタバタと低空飛行で飛んでいく。その後店員さんが走る。これは悪いことしたなぁ、きっと知らない人間が声をかけたから逃げたんだと・・・。申し訳なく思い、他の店員さんに聞いてわかりました。餌も買ったし、滝宮の道の駅へ!

 

道の駅滝宮

毎年、ここで休憩し、どこのうどん屋さんにしようか考えます。もうパターン化してしまいました。ガソリンは滝宮の手前にイオンモールがあり、そこのガソリンが安かったような・・。ようなって、実は入れる機会がなかったのでクエッションです。でも、何年か前は入れて安かったと思っています。

滝宮へ着くと、さっそく野菜や、うどんに関する売り場を見てみました。

大根と卵が安く買ってしまいました。柚がほしかったのですが、売ってなかったので、あきらめてうろうろしてたら、麦の穂が展示していました。

何回も、この展示を見ているのですが(笑)、もう何回も写真撮っているのですが(笑)、また、撮ってる。チクゴイズミ、さぬきの夢、ASWなど比べて生育状況の比較を記されているようです。どの小麦粉で作ったら美味しいうどんが出来るのか、わかったらいいのですが(笑)。

 

香南楽湯からもり家へ

これもお決まりコースになりましたが、香南楽湯でゆっくりとすることに、その後は、いつももり家へ・・。しかし、るみばあちゃんの池上製麺が近くにあるようです。こんな場所と違うかったで、なんか車を別のところへ止めて、歩いたような・・・もう15から20年前か?移転したとか聞いたことあるけど、ここか。あるなら行こう。温泉ももり家も後にして池上製麺所へ・・・。香南楽湯を通り過ぎて左へ曲がり、ちょっと行くと左斜めの道を行く。ようわかるわぁ(笑)。げーっ、あった。

毎年、この近くへ来ているのに知らなんだ。・・・売り切れ(笑)。

まあ、ええわ。ここか、しらなんだ。昔とイメージが違う。昔のほうが、雰囲気があって・・・。食べてみないとわからんし、また、来年にしょう。楽湯で、のんびりしょう。

 

もり家へ

香南楽湯から池上製麺所の方面へ向かい、曲がらずに、ただまっすぐ走るだけ。見えた、左側にもり家が・・。駐車場は道路の右側に止めて入りました。まあ、天ぷらかな・・。

 

テーブル席ばかりなので一人では入りにくいところです。3つぐらいテーブルが空いていたので、陣取りました(笑)。頼んだのは冷たいぶっかけだと思います(笑)。これです。

前より、気持ち細くなったような???空気は油のにおいがほんのりと漂います(笑)。それだけ天ぷらを揚げているのでしょうね。美味しく頂き、ちょっと仕事の虫が・・・。汁を飲んでみました。辛くもなく薄くもない。いい感じ。

 

最後に「久保」へ

久保は私にとってかけがえのないところなので、お土産を持っていってきました。その記事は、ここをクリックすればわかります。

今回は、釜揚げうどんの長田IN香の香へ行く予定でしたが、久保に行って大満足なので早い目に帰りました。また来年もあるしね(笑)。

香川のうどん店「久保」へ

讃岐うどん店「久保」へ

毎年、1月20日ごろは香川へうどん巡りに行っています。今年も店を臨時休業して食べに行きました。いつも、この時期、雪に悩まされるのですが今年はいい天気でした。香川でも、めっちゃ、雪が積もるんですね。今回は高島の道の駅でお土産を買い出かけました。

うどんの花里も10年

2008年から開業して「うどんの花里」も10年になりました。そこで香川の讃岐うどん店「久保」へ行ってみたいと思いました。実は、私は保育士をしていて、2001年に保育の大会が香川県であり、その大会でうどんの実技を受けました。その講師が香川県の男性保育士久保さんでした。この実技を受けて、いろいろとうどん打ちを教わり、讃岐うどんの「久保」へも、何回か食べに行きました。うどん打ちを保育園で保育として子どもにうどん作りを始め、挙句の果てに保育士を辞めて「うどんの花里」を開いたのです。うどん屋をして10年という区切りで「久保」へ食べに行こうと決めました。

 

久保店へ

いつも目指すのは滝宮の道の駅うどん会館。そこから、どこに行こうか決めるので、その近辺のうどん店が多いです。今回も何件か煎った後、朝、9時過ぎに「久保」へ直行。国道11号線を進み、屋島から塩江方向へ右折、道なりに進むと、家々が少なくなり、田園風景が目立ちます。

左手に目的の久保店が見えました。少し狭い道に入って駐車場に車を止めて、写真を・・。

毎年、雪に見舞われるのですが、今回は晴れているではごんざりませんか。セルフサービスの店、手打うどんと・・・。

右側に回ると入り口で・・・。

 

久保店の店主とお話を

お土産を渡して、私がうどん屋をして10年になることを伝え、保育士をしている息子さんのお父さんと出逢い、お話をすることが出来ました。何回か言っていますが、今回初めて、お話が出来ました。朝忙しいところをお邪魔して申し訳なく思いながら、ぶっかけうどんを注文して食べながら息子さんの話やらうどんの話をさせていただきました。息子さんは、保育士を続けておられて、2001年からでも18年間保育をされていることになります。私は25年間しましたが人間関係が嫌で辞めてしまいました(笑)。以前はだしの取り方など聞いたのですが、今回は小麦粉の話に花が咲きました。また、毎日足で踏んでいると・・・。あっという間の時間でした。

 

讃岐うどんの美味しさ

ずいぶん前に「久保」聞いたときは足踏み禁止令のことで、保健所から足踏みはあかん。機械の導入と言われても足踏みを守ってきたと聞き、やはり、私とて伝統を伝える意味や人間の手で打つ仕事を重んじるタイプなので(笑)、保育が機械ではできんというように、うどんもしかりです。確かに機械も美味しくなりました。機械で作るのがダメだとは思いません。同じ美味しいうどんを作ろうとして試行錯誤をしているのですから機械は機械の良さがあります。ただ私に機械で作れと言われてもできないでしょうね。

店主である息子さんのお父さんとお話をしながら食べるうどんは、前に食べた味とは違いました。よりのど越しよく思い、以前とは違うなぁというのはわかりました。もう何年もされておられても、やはり、なかなか思ううどんは打てないという感じで言われていました。こうして、うどんで繋がり、人とつながるということが讃岐うどんの美味しさを、より美味しくしてくれているようにも感じます。

あと一日、うどんをめぐる予定でしたが、お話を聞いた後、すぐに自分のうどんを食べてみたいと思い。一日早く帰り、うどんを作って私のうどんを食べました(笑)。うどんって作り手で味が変わるものだなぁと感じ、それが何なのかわかりません。これが、なかなか思ううどんが打てないのではと・・。いくら作っても、より私らしいうどんを目指しているような。

滋賀県 焙煎うどん【うどんの花里】

滋賀県高島市 うどんの花里

うどんの花里は滋賀県高島市新旭町深溝にあります。針江という川端(かばた)の町の隣です。場所は民家の中にあり、昔、この辺りは洪水に悩まされ、親子三代にわたって藤本太郎兵衛という方が治水に取り組んだそうです。

 

何故ここに店を

うどんの花里

私は大阪生まれの大阪育ちで約60年間大阪の旭区で過ごしてきました。大阪で保育士として10年働き、その後、滋賀の石山で15年保育士として働きました。2001年に香川で男性保育士の全国大会があり、そこで保育士である久保さんに保育実践としてうどん作りを教わりました。

それから子どもたちと保育で1歳から年長までうどん作りをしました。実際は0歳児クラスも小麦粉粘土としてしましたが、主に1歳からです。子どもたちは自分たちが作ったうどんを美味しそうに食べ、お代わりもたくさんしていました。一つは伝統食として捉え、子どもたちに職を伝える大切さがあります。もう一つは道具を使ってものを作り、箸でつまんだり、麺棒で伸ばしたり、包丁で切ったりしながら手指や体のしなやかさを養います。最後に、子どもたちと協力して作り、仲間関係を育てます。

 

偶然に水

不動産屋からすすめられたのは堅田でした。3階建ての細長いビルで角地でした。上から見ると大阪と景色は変わらず、次に紹介されたのが今のところです。針江は湧き水が出るのですが深溝は無理のようです。水がきれいなのと静かで田舎っぽいのが気に入ってしまいました。バスが通ると聞いていたので、まあ、言えばメインストリートかぁ(笑)。昼の12時から1時まで、約一時間で通ったのは人間でなく猫のみでした。これも「猫も通らんわ」と言っていたら猫が本当に通ったのです(笑。人口は高島市5万人らしいですね。商売には不向き、のんびりするにはええかぁと、ここでうどん屋が始まったのです。

うどんの花里は地下水を利用してうどんを作っています。21m掘って出てきた地下水です。夏でも氷水で冷やさずに、地下水で冷やせます。この地下水も、なかなか出なかって、最後、岩盤を突き破って砂交じりの水が出たので、これで大丈夫と言われ、保健所で調べてもらってOKをもらいました。PHは6,4で酸性です。水が出たのはありがたかったです。

 

雪が積もる

大阪から考えると不便もいいとこです。バスが1時間に一本、JRも、それぐらいで、おまけに風が吹いたら電車が止まるというから生活の不便は極まりないです。とにかく車が必要です。信号が少ないのと、自動車が少ないので混雑、渋滞はないです。また、車が必要なのにガソリンが高い(笑)。田舎のどこがええねんと、ぼやきも出てきます。

大阪では冬、雪が降るということは、ほとんどありません。この高島は雪が降り積もります。それでも雪かき年に3回から5回ぐらいですか、約30分コースです。高島市でも朽木やマキノ方面は新旭より、雪が積もります。いやーぁ、新旭で良かったですわ。雪が降るということは、めっちゃ寒い。ということは光熱費がかかります。ガス代、灯油代、電気代と・・・。田舎のどこがええねん。曇りガラスの向こうを見てストーブに当たり、部屋の暖かさを感じる時間、最高(笑)。

ああ、ここでうどん屋をするんか。よう決めたわ!誰や、知らぬが仏って、ほっとけーっ(笑)。

 

焙煎うどん

日頃暇ですから考えることが出来すぎます。黒米うどんを作ったり、全粒粉うどんを作ったり、いろいろと試すことが出来ます。全粒粉うどんを作っているとき、煎って作ると食べやすかったのを覚えていて、小麦粉を煎って作ったのが焙煎うどんの始まりです。

小麦粉を煎るということはグルテンが壊れてしまうのでうどんとしてはよくありません。小麦粉を塩水で捏ねて引っ張れば、本来はグルテンのおかげで伸びてくれます。

ところが、小麦粉を煎って使用すると引っ張るとグルテンの良さが消えてバサバサの感じで、引っ張ると千切れてしまいます。

これでは話になりません。ということで煎った小麦粉と煎らない小麦粉をブレンドすることにしました。小麦粉を煎ると部屋中香ばしい香りが充満します。煎ることでほのかな香ばしさと、もちもち感が出たように思えます。色は白色ではなく、くすんだ色になってしまいます(笑)。煎ることで、小麦粉の持っている水分が飛び、塩水の加水が多くなります。試行錯誤を重ねながら、煎った小麦粉で作ったうどんの出来上がりです。

焙煎うどん

最初は煎りうどんといっていましたが、お客さんから「煎りうどんは言いにくい、焙煎うどんにしろ。」と言われ、焙煎を辞書で調べ、意味が合うかどうかみてから焙煎うどんに決めました。一度お試しくださいませ!

讃岐うどんとは

讃岐うどんとは

さぬきうどんとは何じゃらほい。これを全国生めん類公正取引協議会の基準でいえば、香川県内で製造されたものであり、手打ち、手打ち風のものであること、また、加水量は小麦粉総重量に対して40%以上、塩は小麦粉総重量に対して3%以上、熟成時間は2時間以上、茹で時間は15分間でアルファー化になるということです。

「讃岐」「さぬき」と名前を付けるのはいいけれど、お土産のように特産、名物、本場などはつけられません。

まあ、すっくりいきませんが、讃岐うどんが有名になってしまったからなのでしょうね。讃岐うどんて、どんなうどんなのでしょうか。

四国へうどんを食べに、わざわざ橋を渡って食べにくる客。ブームとなって、その数がすごいものになりました。たった一杯安いうどんを、高い交通費をかけて食べに行くのですから(笑)・・。

安くて美味しいうどん。これが橋を渡った香川県の讃岐うどんです。しまいには「うどん県」ですよ。その後、「うどんだけではないうどん県」とは、どういうこっちゃ(笑)。

安くてと言ってもあまりにも安い。いくら小麦粉が安かっても安すぎるうどん。それが旨いとくる。なぜうまい。そこは人それぞれの好みになるけれども、自家製であること、茹で置きが少ないことが美味しい秘訣ではないでしょうか。うどんの美味しい食べ方を知っている香川県の方々なのでしょう。丼を持って並ぶというのも美味しい食べ方を知っているから、また釜から揚げたてに卵を割り入れる食べ方も美味しい食べ方ですよね。田園風景の中で食べたり、川のそばであったり、製麺所であったり、場所が醸し出す雰囲気も、その要因の一つでしょうか。また単純明快なのです。出来たての麺を冷たく〆て、大根おろしに醤油をかけて食べる。トッピングで天ぷらをのせる一工夫が、また旨い。挙句にはねぎを採ってきて刻むという大胆な発想(笑)。なんか、そんなことが香川県の良さになってしまうのがすごいと思います。

 

讃岐うどんブームが作った「さぬきの夢」

香川県のうどん店はオーストラリア産の小麦粉を使用するところが多かったのですが、讃岐ブームが起きたからか地産地消で「さぬきの夢2000」が産まれ、徐々に改良されて「さぬきの夢2009」、そして、統一名称で「さぬきの夢」という小麦粉になりました。私もさぬきの夢2000から使っていますが、麺棒でのしていると千切れることがありました(笑)。なかなか、受け入れられなかったと思いますが、やはり努力されて地産地消の役割を果たしたのでしょう。

 

讃岐うどんは歴史的産物

讃岐うどんとは人が語り継いだ名前であり、多くの人々を虜にしてしまいました。その一人に私もいます(笑)。うどんの発祥地は香川かどうかはわかりませんが、食としてうどんを大切にされてきた土地柄なんでしょう。海に面し、瀬戸内海でとれるいりこ、醤油づくりや製塩など、うどんにとって必要なものがそろうところです。

行事、田畑仕事に「うどん」がある日々、製麺所でも食べたいと並ぶ人たちが、つくってきたうどん文化だと感じます。「讃岐うどん」は、これから、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。

 

讃岐うどんの邪道

讃岐うどんって、有名になり過ぎて肩の荷が重いのではないのでしょうか。もちろん、きつねうどんをメニューに加えても、大阪のうどんではなく讃岐うどんと言われます。味噌煮込みうどんをしても名古屋ではなく讃岐うどんと言われます。和歌山では梅をうどんに練りこんだものがあります。お土産品に売られてもいます。ところが、香川の讃岐うどんでは練りこむのを邪道とされているようです。このことは、私もはっきり言えませんが、香川のテレビの番組で某うどん屋さんが「練りこむと邪道とされる」というところを聴きました。

実際に、その番組の前から聞いていたことです。私は客で終わりかけているところに押しかけてうどんをいただき、そこのご主人が白いうどんを作っておられました。うどんの大会のようなものがあるみたいで、それに出展するうどんを作っておられたのです。私からすると、いつもの練りこんだうどんを出せばいいのにと思ってしまったのです。そういう創作・新しいものは受け入れにくいのでしょうね。

年明けうどんって赤いものを添えるらしいですが、もし、麺が梅かなんかで練りこまれて赤を強調したら、邪道年明けうどんになるんかも(笑)。うどんは白いもの、うどんは小麦粉と塩水でできているものというのがあるようですね。塩を3%以上、入れなければ讃岐うどんではありません。ですから、味噌煮込みうどんは讃岐うどんとは言えないはずです。讃岐うどんの定義を作らざるを得なくなった社会的状況があったのでしょうね。有名になれば、ネームバリューが膨らみ、私でも滋賀県なのに讃岐うどんって言ってしまいますからね(笑)。何でも、讃岐うどんってつけりゃ、いいっていうことにはなりませんものね。

 

全国的に見た讃岐うどん

安いのは香川の讃岐うどんっていえると思います。ただ、他県の讃岐うどんとつけている店も、値段が高くても美味しいうどんを目指すようになりました。美味しいうどんが香川に行かなくても味わえます。チェーン店も展開されているところもあり、全国で美味しい讃岐うどんが楽しめます。香川はオリーブ牛を用いたうどんメニューに取り組んだり、小麦粉の「さぬきの夢」に取り組んだりしていますが、独創的・創作的な門戸を考えてもいいのではないでしょうか。

人は生きるために食し、健康的な食事が大切だと感じます。白いうどんであっても農薬はどうか、添加物が多く使っていてはどうか、いろいろな視点から、これからのうどんを見つめていくことが大切だと私は思います。

うどん作りの工程を考える

讃岐うどん作りの基本的工程

うどんを作るにあたって材料は小麦粉、塩と水のみです。この三つのみの関係ですが難しいのです。三つの材料に環境が関わってきます。春夏秋冬など、その日の環境によってうどんは左右されます。それらを考えず工程を見ていくと、塩水を作ります。小麦粉と塩水を混ぜます。次に足で踏みます。団子状の生地を寝かします。寝かした後、足で踏んで麺棒で伸ばしやすくします。そして、麺棒でのして包丁で切ります。これが基本的な工程です。

材料について

小麦粉は薄力粉、中力粉、強力粉とタンパク量で分けられます。薄力粉は天ぷら、お菓子などに、中力粉はうどん、強力粉はパンに使われます。どの小麦粉を使ってもうどんはできます。一般には中力粉とされています。塩は粗塩でいいと思います。食塩はダメです。水は美味しい水で軟水が適しています。

工程について

小麦粉と塩水を混ぜて水回しをしてから、オカラ状、粒状になったところで足で踏みます。足で踏むとグルテンが出来て、何回か踏むとなかなか伸びないようになり、踏むのに力がいります。踏み方や回数は自由です。手で揉んでもかまいません。丸い団子状にして寝かすのですが、寝かし時間も自由です。讃岐うどんでは2時間以上と言われています。もちろん長く寝かせていると腐敗することもあるので、まあ、そこまで寝かす人はいないだろうと思います(笑).

次に、団子を麺棒で伸ばすのですが、伸ばし方も自由です。うどんの幅は、約3ミリぐらいと言われていますが、多少の太い、細いはかまいません。

のした生地を包丁で切るのですが、小間板を使ってもいいし使わなくてもいいです。麺切りの道具を使ってもかまいません。

深く工程を考える

うどんを作る工程を、簡単に述べさせていただき、その工程を、もう少し深めてみたいと思います。

水回しで変わる小麦粉

水回しの後、足踏みに入る前に、寝かせることも可能です。その方が馴染むかもわかりません。小麦粉から塩水を加えていき、塩水の量と人が手で混ぜることで粉から粒になります。もう粉ではなく質的に変化しています。混ぜ方は小麦粉全体に塩水が行き渡るように混ぜます。

粒状から団子状に

次に足踏みですが、これも粒状から生地へと変化し質が変わります。生地にすると粒には戻れません。ましてや粉にも戻れません(笑)。塩水の加減によって生地の質が変わるので、加水率と言われ、この塩水の加減というのが難しいのです。生地は足踏みしても、折り重ねたところが残り層のようになっています。粉から粒になるのは目で見ればわかるのですが、生地の変化といえるグルテン形成は見えません。足で踏めば踏むほど生地の内部はグルテンが形成されていき、足の裏の感覚でわかるのです。このグルテン形成が小麦粉の一番の特徴と言えるでしょう。これこそ、うどんのもとなのです。蕎麦はそば粉、うどんは小麦粉で作るのです。

寝かしで変わる生地

強靭なグルテンが形成されて寝かしに入るのですが、また、ここでも生地の内部で変化が生じます。寝かすことによって生地が柔らかくなるような、弾力が出てきたような・・・。寝かしによっても生地に質的変化をもたらしているのです。

麺棒の面白さ

麺棒ののし方でも二通り考えられます。一つは麺棒に生地を巻きつけて伸ばす方法で、早く伸ばせます。もう一つは生地の上に麺棒でコロコロ転がして伸ばす方法です。さて、どちらが美味しいうどんになるでしょうか(笑)。試してみてください。私は、これをヒントに磨きを工程に入れています(笑)。

のし台、生地と麺棒がくっつかないように打ち粉を振ります。打ち粉は小麦粉、片栗粉、コーンスターチ、加工でんぷん、米粉などがあります。私は米粉を使用しています。

包丁切りは経験すればできるようになるでしょうから述べません。ただ、麺の太さによってうどんの味が変わります。太い麺が好きな人、細麺が好きな人と、もう答えはありません。でも、このうどんの幅でも悩んでしまうのもうどん作りです。

うどんに創意工夫を

以上工程について述べさせていただきましたが、自由ということを強調させていただきました。今のうどんが一番だと思うと、そこまでです。うどん作りは自由であり、創意工夫によって味が変わってきます。うどん作りの楽しさは、そんなところにあるのではないでしょうか。