保育園で手打ちうどんを作るには

保育園で発達を考えた手打ちうどんづくり

乳児から年長児まで、手打ちうどんを作るにはどうしたらいいのでしょうか。乳児は小麦粉と遊ぶことから始まり、細長くて美味しいうどんを年長児で道具を起用に使って手打ちうどんを作りましょう。そのためには発達に即したうどん作りが必要だと思います。乳幼児たちは人とモノの環境の中で生活し、成長発達していきます。目で見つめ、手で触り、足で歩く。やがて、人として道具の使用を獲得しようとします。遊びでおもちゃのスコップを持ったり、コップを使って砂遊びをしたりします。食事でスプーンを持ったり、コップを持ったりします。小指側から持ち、やがて親指や人差し指側から持つようになり、同じコップでも遊びで使うおもちゃと食事に使うものと用途を知るようになります。体が自由に動き、しなやかに身体を動かすようになれば、うどん作りに使用する麺棒や包丁も使えるようになってきます。

私たちは産まれて、すぐに歩くことはできません。首が座り、寝返り、ハイハイ、やがて、つかまり立ちから歩けるようになります。歩行を開始すると、道具使用を覚え、両足とび、体を斜めの姿勢にして跳ぶことも獲得してきます。スキップやギャロップ、側転としなやかに身体で表現しようとします。手打ちうどん作りは保育園で生活する中で獲得する技です。

 

新生児の目から幼児の目

産まれてきた子は呼吸をし、やがて目が見えるようになります。目がカメラなら、体は三脚か、例えがよくありませんが、産まれてきた子はボヤっと近くのものを見つめますが、上下左右を見ることはできません。首が座ることになれば180度見えてきます。4ヶ月ごろ、ベッドなどに吊るされたおもちゃへ手を自発的に伸ばそうとします。自分の手を見て手と手を触れ合わせたり、じっと見つめたりします。

寝返りからハイハイをするようになると、場所の移動が可能になり、見る目が違ってきます。また、視野が広がり、やがて歩き出すと目線も高くなり、自分の周りのものが見えるようになります。

10ヶ月ごろ目で見て、指をさして伝えようとします。指差しを獲得するということの大切さは人とモノと人の三項関係の成立にあります。バイバイをしたり、してはいけないことがなんとなくわかるのか、人の顔を見ながらしようとします。社会的参照の芽生えといえます。

1歳半ぐらいになると鏡に映る自分を見て、映っているのは自分だとわかります。自分と他者の理解がわかり、他者を見ながら学ぼうと模倣をして繰り返しながら獲得していきます。目で見ることから、他者の存在を知っていくのです。やがて、4歳ぐらいになると相手の気持ちを知ろうともします。かくれんぼでも相手から見てわからないだろうというところに隠れます。産まれてから目で見つめ、自分の体を動かし、また他者を見て、いろいろなことを学ぶようです。

うどん作りも、目で他者の動きを見つめ模倣をすることで道具使用を獲得し、しなやかな身体で表現して、塩水の加減や麺棒の使い方、包丁の使い方を覚えるのでしょう。

1,2歳児クラスではうどんというより(笑)・・・

1歳児クラスでは小麦粉粘土のようなものです。でも足で踏むのは興味があるようです。お友だちの生地も踏もうとします。自由に身体を使って遊びながら作り、形は団子のような形になります。ちぎるのはできるので薄くして指でちぎると楽しいし、薄い方が団子っぽくなくておいしいです(笑)。ちぎった生地を茹でれば出来上がりです。汁はこだわらずに味噌汁があれば、そこへ入れれば食べれます。自分で作ったうどんは美味しいものです。

2歳児クラスでも粘土のように手の平で転がしてへびさんを作って茹でればうどんの出来上がりです。うどんの形は、いろいろあっていいと思います。楽しんで作り、食べれば美味しいものです。

両足とびもできるので踏み方も上手になってきます。自我が芽生え、いやいやの時期ですが、時間に余裕を持ちながらうどん作りを楽しみましょう。道具として麺棒を使えますが目が届かないようであれば必要ないでしょう。へびさんや団子っぽいうどんを作って楽しく過ごせたらいいと私は感じます。

ただ、2歳児クラスとして子どもたちは道具使用の手になります。靴を履きたい、箸を持ちたい、ボタンをはめたいと、いろんなことに興味をお持ち、手指を使っています。小指側からつかんでいた時代から、親指と人差し指でつまんでものをとったりします。道具使用には欠かせないピンセットつまみです。この時期に手指を使い、歩いて足を充分使って運動することも大事だと思います。

 

途中・・・